メキシコから宝くじに関わる悲しい情報が入ってきました。
日本では考えられないかもしれませんが、これも世界の現実です。
あるメキシコの貧しい保育園の話なのですが、なんと1億円を超える当選金をゲット!
そこまでは最高だったのですが、そこからが大変だったんです。
今回はメキシコから入ってきた、宝くじにまつわる悲しいニュースをお伝えします。
国際的な問題に関心がある方は要チェックです。
メキシコの貧しい保育園が1億1,000億円をゲット!
メキシコのチアパス州にある小さな村の保育園が舞台です。
運営資金に乏しく、経営が厳しくなり、建物もボロボロでした。
そんな幼稚園に、匿名で1枚の宝くじが寄付されることになります。
その宝くじが、まさかまさかの大当たり!
保育園は大金をゲットしました。
ここまでは最高の流れだったのですが、のちのち大変なことになります。
当選した宝くじとは?
その寄付された宝くじですが、メキシコではかなり有名な宝くじです。
その名も「プレイン・ロッテリー」といいます。
2020年から開始された国営くじであり、不要になった大統領専用機の維持費を賄うために導入されました。
そして現地でも寄付された宝くじが1等の1億1,000万円の大当たりとのことで、大ニュースになったわけです。
当選金をゲットしたら災難に…ギャングに村全体が狙われる
さてさて、ここからが大変でした。
保護者たちは雨風をしのげる屋根を新設するなどし、そのうえで残ったお金は村の公共事業に使うことにしました。
しかし、その当選金を狙う一派がいたのです。
ギャングです。
地元のギャングが武器を購入する資金にするため、金銭を要求してきました。
保護者たちはギャングの要求を一蹴
保護者たちは、そんなギャングからの要求を突っぱねます。
しかしギャングたちは諦めません。
どんどんと要求内容がエスカレートしていくのです。
そして最終的には、保護者の代表者4人に対して殺害予告がされるに至りました。
実際に保護者の1人が撃たれる事態にまで発展したのです。
そのうえ、ギャングたちは村にやってきて女性や子供に対し暴力を振るうことに…。
さらに金目の物を強奪するようなことも起こります。
これは2021年に起こったことです。
中世の話ではありません。
村は恐ろしい状況となり、現状では28世帯が避難を余儀なくされているとのことです。
宝くじの当選がとんでもない事態を引き起こした一例となりました。
寄付した人も、この結果にはガッカリしていることでしょう。
メキシコ全体が問題化
2020年のことですが、メキシコでは首都も危機的な状態です。
治安責任者が暗殺されかかる事態にまで発展しているのです。
「麻薬戦争」が繰り広げられるメキシコの中でも、首都メキシコ市は比較的平穏なオアシスに近いと考えられていた時期があった。しかし市の治安責任者の乗った装甲仕様の車を武装集団が銃を乱射して襲うという衝撃的な暗殺未遂事件により、少なくとも麻薬カルテルの1つが平和を破るのも恐れないことが証明された。
引用:REUTERS
実際にメキシコでは麻薬が多く出回っており、その利益によって数々のギャングも存在しており世界的にも影響を与えているわけです。
少しでも早く治安が良化されるよう願いたいところです。
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