ロトによる詐欺にはご用心

ロトの詐欺

テレビ番組やネットの口コミなどで宝くじで高額当選した人の話を見聞きし、「いいなあ…うらやましい」と思うのは私だけでしょうか。もし当たったら、借金返済を出来るし欲しいものも買える、旅行や将来のための貯金も出来るなど…用途は様々ですがお金はだれもが欲しいものです。


宝くじの中でもロトは人気クジで、毎週抽選が行われていてジャンボ宝くじに比べると短いサイクルで高額当選のチャンスがあり、趣味の一環として毎週買い続けている人も多いです。数字を選び一致した数字の個数で賞金が決まるという簡単なルールも人気のひとつで、たまたま誕生日の番号を買ったら当たったなんていう人もいて、毎週誰にでも高額を手に入れる可能性があります。さらにロト6やロト7の一等当選金額は億単位と超高額で、それが毎回のように億万長者を排出している現実があるんですから、「次こそは、自分」と思う人は多いでしょう。


でも気をつけなければいけません。そんな気持ちを利用して詐欺を行う輩、ロト詐欺の存在です。ロト詐欺の被害は増えており、被害金額も莫大で増加しています。彼らの手口は巧妙で口も上手く、ふだんから気をつけている人でも騙されてしまい被害に遭ったという例もあり、ちょっとした心のすき間から入り込んできます。


そこでロト詐欺でどんな被害が出ているのかを色々と調べてみました。数例を載せますので、こちらを読んで被害に遭わないよう参考にしていただけたらと思います。


ロト詐欺はこう騙してくる!検証結果


最初の例はお年寄りをターゲットとしたロト詐欺による被害です。今はインターネットで様々な情報化が進んでる社会ですが、そんな中ネットに疎くてどうも苦手という人が狙われています。電話で「事前に当選番号がわかる」などと言い「今から言う番号を明日の朝刊で確認して」とのこと。翌朝に新聞を見ると本当に言っていた数字が当選しているので信じてしまいます。


ロトの抽選結果は当日の18時45分からインターネットで生中継されていて、ロト詐欺はこれを利用して生中継を知らない人はすっかり信用して高額の情報料を支払ってしまいます。さらに「このことはあなたにだけ教えるので誰にも言わないで」などの内容の誓約書を書かせて外部との連絡を断たせて、信じたお年寄りは誰にも話さず何千万もの金額を払ってから詐欺被害に気づくケースが大半です。


次の例は「必ずロト6の1等が当たる」などと書かれたメールやダイレクトメールが送られて内容を見ると、当選番号を教えてもらう人を抽選で選ぶので登録料が必要と書かれています。少額だからと思い相手が勧めるクレジットカード決済で登録料を支払い、後日に落選の連絡が入りますが、払った金額が少ないのでさほど気にしません。しかしその後クレジットカードの利用明細を確認したら、不正利用されていたというケースです。


また広告メールで予想ソフトなどを安い金額で販売していて、このくらいの金額ならと購入すると、その後電話があり内容は前文と同じでやはり「当選数字を教える」などと言い高額な情報料を要求してきます。宝くじ関係者を知っているなどと言い、あたかも宝くじ事情を知っているように装い信用させようとしてきます。


このようにロト詐欺に遭うきっかけは、電話、メールやダイレクトメールだったりと様々ですが、ほとんどの人は「当選番号を教えてもらえる」などと言った言葉に騙されたそうです。また「選ばれたあなただけに」とか「当たらなかったら全額返金」、「当選金額の○パーセントでいい」など言葉巧みに仕掛けてきます。被害者は当選さえすればという思いにかられ高額を支払ってしまったといいます。


宝くじは事前に抽選結果がわかることは絶対にありません。ですから「必ず当たる」などと言う言葉はウソなので詐欺です。お金を受け取ったら詐欺師は連絡不通になり雲隠れしてしまい、ほとんどの人は被害金額が戻ってこないのが現状です。ロト詐欺に限らず詐欺師はストーリー性を持ったやり方で騙してくるので、おかしいと思ったら一人で悩まずお金を払う前に誰かに相談することが大事です。

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