日本国内の宝くじの当選金の上限は15億円と法律で決まっています。
したがって海外のような数十億円や数百億円、さらには1,000億円を超えるような当選金はゲットできません。
しかし同じアジアでも、宝くじの高額当選ができる場所があります。
それは台湾です。
あまり知られていませんが、台湾の人々はギャンブルが大好き。
宝くじも人気のギャンブルの一つで、中には高額当選が狙えるものも!
そこで今回は、41億円超の当選が出た台湾の宝くじの話題をお伝えします。
台湾へ行く機会が多い方は要チェックです。
キャリーオーバーがすごかった!
その41億円超の当選金が出た台湾の宝くじは「威力彩」といいます。
日本でいうロト・ナンバーズのような数字選択式のくじであり、キャリーオーバー制度が設けられています。
しかも今回のキャリオーバーがすごかった。
なかなか1当選が出ず、なんと19回もの繰越(キャリーオーバー)があったのです。
そんなこともあり、1等賞金が累計約9億5,000万台湾元にも達していました。
日本円にすると、約41億5,800万円です。
もちろん台湾でも話題になっており、多くの方が購入しました。
その結果2名が当選することになり、1人当たり約4億7570万元(一人当たり約20億8000万円)を手ににすることとなったのです。
20億円あったら、あなたは一体何をしたいでしょうか?
もちろん仕事は辞めるでしょう。
不動産投資などを行って、不労所得を狙うのもありですよね。
今回の高額当選はキャリーオーバーによってもたらされたものですが、実は台湾ではこの他にも高額当選が出ています。
2022年2月11日にも高額当選あり
こちらもキャリーオーバーが発生したことで1等賞金が3億4,929万5,127台湾元(日本円で約14億4,400万円)になっていた数字選択式宝くじです。
「大楽透」というくじであり、2022年2月11日に当選番号が発表され1名当選していることが明らかにされました。
つまり14億円オーバーの当選金を一人でゲットした人が台湾にいるのです。
ちなみに「大楽透」は、1から49までの数字の中から異なる数字6個を選びます。
日本でいうロト6と同じようなものですが、1から49までなので、選ぶ数字が多いことに。
だからこそ1等当選金が高くなるのです。
ちなみに、このときのキャリーオーバー回数は6回とのことです。
台湾には面白いくじあり!
宝くじの人気が高い台湾で、とてもユニークなくじがあります。
それは「宝くじレシート」と呼ばれるもので、レシートが宝くじとなっているのです。
しかもその当選金がかなり高額!
- 特別賞:1,000万元(日本円で約3,600万円)
- 特等:200万元(日本円で約720万円)
- 1等:20万元(日本円で約72万円)
- 2等:4万元(日本円で約14万4000円)
- 3等:1万元(日本円で約3万6,000円)
- 5等:4,000元(日本円で約1万4,400円)
- 6等:1,000元(日本円で約3,600円)
- 末等:200元(日本円で約720円)
抽選は2ヶ月に1回実施され、奇数月の25日に発表される仕組みです。
つまり2ヶ月に1回買い物をしたレシートが大金に化ける可能性があるわけです。
ちなみに外国人観光客であっても、現地で買い物をしてレシートを受け取っていれば当選金を受け取る権利があります。
当選に買物の金額は関係ありません。
実際にスーパーで約130円の菓子パン1個を買ったレシートが特別賞の3,600万円の当選になったこともあるほどです。
宝くじレシートの目的とは?
そこで気になるのが、なぜ台湾でそのような宝くじレシートが行われているのか、という部分。
もちろん消費刺激策の一つであることは疑いようがありません。
買い物を奨励することになり、経済の発展に大いに寄与すると考えられるのです。
実はもう一つの目的があり、それが台湾政府の狙いなのです。
その目的とは、脱税防止です。
店舗で発行されるレシートは二連式(現在は電子化)であり、1枚は宝くじとしてお客さんに渡されます。
そしてもう一つはレジスターに記録用として保存されるのです。
レシートを宝くじ化することで、買い物した人は長く保存するようになります。
その結果、店舗側は脱税しにくい状況となるわけです。
ちなみにレシート宝くじは1951年1月1日から運用されており、なんと70年以上の歴史を誇ります。
日本国内でもレシート宝くじができたら良いなぁ、なんて思っている方もきっと多いことでしょう。
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